丸の内ブランドフォーラム ラウンド 16・1
第1回 3月28日(月)
高本眞一
「ミッションに生きる― 医師の本心 ―」
■ いろいろと最先端で活躍されると、人間として、原点に返ってくるのだなと思いました。
なにげない言葉の奥を感じました。
■ ミッションを改めて考えるよいきっかけとなった。
ミッションがなければ目先の損得だけで生きなければならない。
ミッションがあることで、ときには損にみえることも選ぶことができる。
改めてその重要性を感じた。
また、世の中を動かす、Vision、Passion、Actionも肝に銘じていきたい。
■ 講演については、共創と言う言葉がふと思いつく講演内容であり、共益資本主義などは、企業が目指すべき道だと感じた。時間の関係上なのか、医局から追い出されて精神的にまいっていた時にどうやって立ち直ったのか?患者から励まされたので、共に生きるという言葉を痛感したとの話だったが、具体的にどんなきっかけがあったのか等をもう少し話を聞きたかった。
また、ディスカッションでは、「共に生きる」というキーワードの重要性を認識し語る方がいたり、全否定する方もいたりと意見が多岐にわたり、非常に参考になった。
自分に関しては、会社のミッションとは別に、自分のミッションを明確にし、ミッションに沿っているか日々省みながら進もうと決心でき、良いセミナーだったと痛感した。
■ 「道を究める」今期テーマのオープニングに相応しい、一途で真摯なご講演でした。次回の人間ドックは三井記念にしようかと思います。
質問というかコメントではバタバタになってしまいましたが、顧客が遠い業態だと、いきおい顧客の顔が見えづらく、ミッションそのものがなかなか持ちにくい、ということを言いたかったのであります。たとえば私らメディア屋、お客様は誰か?もちろん一義的には読者。でも基本は皆さんサイレントマジョリティで、メディアに対して真剣なインタラクションをくれる方はまず居ない(噛み付きたがるサヨクやウヨクは居るが)。また、収入の大半を担ってくれる広告事業では、お客様自身が「売る」目的で「より売れる」媒体を求めている。私らもお金中心に考えざるを得ない。
医療は、どの業界にもまして、圧倒的に違いますよね。痛くて苦しんでいる相手が目の前に見える、惻隠の情ある人なら誰しも、手を差し伸べたくなる。対比的に、なかなか理想どおりにいかないサラリーマンの本音もある、と申し上げたかったのでした。
■ 最近私は講師が登場した時の第一印象(雰囲気、空気感、オーラ)に注目しているのですが、高本先生の場合、正に“柔和”という言葉がピッタリの感じで、本当はカリスマ医師であるにも関わらず、患者を萎縮させるような鋭い眼光とは正反対の、全てを受け入れ包み込んでくれそうな、暖かい目をして入って来られたのが印象的でした。 これは先生にとっての挫折(昭和病院への左遷)の時に「医師は患者によって生かされる」ことを実感したからこそ、だと思われます。
講演スライドの中身は、前回(2011年12月)の講演時と一部かぶる部分もありましたが、それだけ“共に生きる”という先生の“本心”が全くぶれていない事の証なのだと納得しました。
中でも、「生」の字は植物が生まれ「生長」する様を表す象形文字で、英語の「Live」(“生活”の意味を持ち、Live Togetherは“同棲”の意)より強い意味を持つこと、また明確なミッションを持たないと、VWや東芝のようになる・・・など、なるほどでした。 また世の中を動かすには失敗を恐れず、“Mission・Passion・Action”だ、というのは座右の銘になります。
■ このセッションでは、私の人生の広い視野を与えました。