参加者の声 奥平和行氏

第4回   奥平和行(日本経済新聞社 論説委員) 
特別講演「無名ブランドの定番化とマス媒体の役割」

■国内外の経験を経て、多面体に色々な業界のお話されていたことが、周りを飽きさせ
ず、引き込まれる講演であったと感じました。また、聞いていて心地いいテンポで、と
てもわかりやすく、魅力を感じます。今日は、懇親会に行けませんでしたが、またお話
させて頂きたいと感じました。

■「記事にしたいと思うような話題」の観点(特に金額の多寡を上回る支援者の存在と
いう点)が印象的でした。経済にしても記事にしても単純なお金のやり取りや決まり
きったシステムだけでなく人と人とのつながりの中で育っていくものであるのだと思い
ました。ありがとうございました。

■普段聞けない、記者側の話、出版までのプロセスなど非常に興味深い内容でした。
現場担当の方としての生の声・意見が聞けたことが良かったです。

■新聞業界のことを知らないので参考になりました。イシューマーケティングをするヒ
ントになりました。

■マス媒体の仕組み、新媒体からの挑戦、ブランドとの関係をよく勉強になりました。

■新聞業界の表から裏までざっくばらんにお話し頂き、非常に有意義でした。

■新聞業界の全般的な状況が学べました。欲を言えば、生々しい取材から記事化の実際
も聞きたかったところです。

■記者の仕事を楽しまれているように見える姿が印象的でした。
駆け出しの企業や事業を嗅ぎつけるのはほとんどが人の紹介によるという話も勉強にな
りました。

■全体にマスメディア論、というか既存メディアの課題と可能性、というような内容
で、期待していた趣旨とちょっと違っていたのが残念です。その中で、最後の15分で
お話くださった事例は面白かったです。無名ブランドがブランド化するという意味でも、
この部分をもっと詳しくお聞きしたかったです。どのあたりが興味をひいたのかや、他
との違いをどこに感じたのか、なぜずっとウォッチしておきたいと思ったのか、など、
具体的に教えていただきたかったです。とはいえ、ディスカッションの中では若い人の
情報アクセスについて、いろいろ興味深い話ができたので、前半部分のマスメディアの
課題に関しても無駄ではなかったと思いますが・・・

■構成はやや散発的だったかもしれないが、各エピソードは十分にリアリティがあり魅
力的だった。

■マスコミの方はこだわりがある人が多いと思っていたのですが、奥平さんは非常に
客観的に物事を見ておられるので立派だと思いました。
新聞の部数が減っても、情報を取りに行く機能がしっかりしておれば、新聞社は生き延
びると思いました。

■表題と講演内容のつながりがよく理解できなかった。
私が期待していたのは無名ブランドを大新聞が扱うことの意味的価値。
お話は面白かったので、上位概念としての学びの勘所について片平先生からフォローい
ただけるとありがたい。

■無名ブランドをメジャーにし定番化された視点やプロセスを知りたかったので参加さ
せていただきましたが、講師の方が「無名ブランドの定番化については専門外なので控
えめにお話します」と言われて、講演の大半はマス媒体の現状と問題指摘だったので物
足りなさを感じました。その中でもバーミキュラを創設されメジャーにされたトヨタ出
身兄弟のエピソードはいい勉強になりました。

■当たり前のことではありますが、マス媒体を形成している記者の方々もひとりひと
りの「人」であることを実感しました。
「マス媒体に取り上げてもらおう」ということを小手先で意識的に狙うことよりも、届
けたい人に対して伝わる熱さや独自性があるモノや取り組みが、記者の目にも留まった
結果、面白い記事になり、さらに伝播していくのだと。

■新聞社の仕事現場をイメージ出来るようなご講演で非常に面白かったです。特にス
タートアップの具体例はどのエピソードにもドラマがあり、それを掘り出せる新聞とい
うメディアの良さを感じました。また今後、メディアがどのような変化を遂げるのか考
える機会になりました。

■メディアの方の本心がざっくばらんにお伺いできて、貴重な機会となりました。

■私の場合、振り返ってみれば1995年頃から情報収集⇒分析⇒報告を主な業務として
やっており、その対象分野も競合他社などの業界情報よりむしろ、社会のトレンド・先
端技術・エネルギー/環境問題・経済情勢、果ては国際情勢まで(時に応じて)多岐に
亘っていた関係で、新聞・雑誌の切り抜きやTVの情報番組(NHKとテレビ東京が多
い)のVIDEO CLIP、ネットサーフィンなどをほぼ毎日、定年退職まで続けておりまし
た。ただ、一企業の人間故に記者発表にも行けず、キーマンに会って直接取材するのも
困難で、シンクタンクのメンバーに同行するぐらいしか機会がなかったのが残念でもあ
りました。その点記者(ジャーナリスト)は、かなり自由に動けるのが羨ましく、私に
とっての情報源であるマスメディアの記者で論説委員までされている奥平さんの話は、
大変興味深く、かつストンと腑に落ちて、おこがましくもシンパシーを感じました。あ
りがとうございました。蛇足ながら、個人的にはSNSの類は身近でリアルには感じるも
のの、フェイクニュースが拡散する恐れがあり、「木を見て森を見ず」の可能性もある
ので、やはり歴史の風雪に耐え、大勢のプロのチェックが入るオールド・メディアにこ
そ、頑張ってほしいと願っています。