丸の内ブランドフォーラム ラウンド 15・2
第6回 1月 20日(水) 前刀禎明
「The Pride of Japan、これだけでいいのか!
~Self-Innovation & Challenge~」
■ 喉越し良く、深みのある、素晴らしいお話でした。
特に、「心が喜ぶ生き方」 という言葉と
テロップの最後に出てきた「人の話を聞きすぎない」
という言葉が非常に印象的でした。
前刀氏のこのようなセミナーを設定下さった、片平さんはじめ
関係者、事務局の方々に、本当に感謝申し上げます。
■ すごい元気に力づけられた。気付く~考える~やってみる~周りを巻き込む~世に広める(だったっけ?)、これこそSelf Innovationへの源。単純だが、やりきるには自分の力を信じる力量が要る。
そう、この「エネルギーが要る」てのが、けっこう問題。まして、2015年の目玉としてIndustry 4.0の単行本を出し、日経BigDataを創刊し、今年はIoTを年間テーマとしているような、非常にレガシーな企業においては、ほとんど不可能。社内の「こんさんさす」を得ているうちに、確実につぶされる。
やはり自分の道は自分で切り拓くべきしかないのかな、自分の力量を信じて。きっとそうなんだろう、前刀さんの若さを見ていれば一層、そう思う(遠からず還暦って、信じられますか?)
■ 先日は貴重なお話ありがとうございました。失礼な話、プレゼンの最初にキーワードを見させていただいた時は、よく言われている言葉が並んでいて、綺麗事の一般論で終わるのではないかと疑心暗鬼だったのですが、話を聞いていくとここまで例を出して深く説明してくれるとは思わず、引き込まれるように聞いていました。前刀さんの今までの経験や考え方がよく理解でき、実力のある前刀さんだからこそ有言実行で言ったことをしっかりできているという面もあるのでしょうが、私に取っても大変いい指針になりました。ありがとうございました。
■ 前刀さんは、その素晴らしいプレゼンテーションを始める前の登場した段階から、ご自身の若々しいルックスで、既に聴衆を魅了していましたね。 そしてアップルのキーノートを使った“貴重講演”は、文字や画像が次から次へとシャワーのように流れ、正に“立て板に水”のスピーチと共に、ノートを取るヒマさえ与えない、私としては“メモあてられない”状態でしたが、これぞプレゼンテーションというのを、見せて貰った気がしました。 流石に、1時間の講演の準備に10時間も掛けられるだけのことはあります。
講演内容の「Self-Innovation and Challenge」は、ご自身が実践して来た成功例だけに、過去にどこかで聞いたような話もあるものの、全てが納得かつ腑に落ちるものでした。 ただ、頭では納得・共感できでも、それを実行にまで移す気力・行動力がとても私には備わっておらず、どうして前刀さんはそんなにパワフルなのか、信じられません。 また回りの人は、付いていくのが大変だろうな~、とも思いました。
■ アップルでiPod mini日本国内大ヒットの仕掛け人、スティーブ・ジョブスとのツーショット写真。すごいですねー(棒)またそぞろ成功者の自慢話かな~と思ってました。ごめんなさい! 間違いでした。ご自分の話ではなく我々のこと。我々への厳しくも温かいエールを送っていただいたのですね。10年が経った今でも多くの人から「もったいない!」といわれるというアップルを辞めてでも前刀さんがやりたかったこと、イノベーションを起こすには人にイノベーションを起こすことのほうが効率がいいと気が付いたのでしょう。
数々のメッセージに溢れていましたが何よりひとつ選ぶとしたら「セルフ・イノベーション」自分を変えよう!これに尽きるのではないでしょうか。日々の仕事にしてもプライベートにしても、将来に対してもなにかもやもや、うまくいかない、わからない。あの上司に何を言ってもムダ。上は何も動いてくれない。ウチの会社はそういう『もんだ』よ。俺らが動いたって何も変わらないよ。結局だれも行動をおこさず、様子見・現状維持。そのマインドの集合体がダメなカイシャなのですね。カイシャが変わらないと嘆くより、日本がダメだと心配するより、世界はどうなるのだろうと不安になるより、まず自分から変わりなさい。と、
ひとりひとりがマインドを変える「セルフ・イノベーション」を“実行する”。
リーダーがいなければ自分がリーダーになればいい。自分で「感じ」「考え」「動く」のループを続けていきなさいと前刀さんは説きます。特に最後の「動く」ができていないから変わらないのです。自分がどんな境遇にいようとも、自分にしかできないことがあるはず。ほんの小さなことでも良いからまず始めてみる。「ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきがテキサスで竜巻を引き起こす」。松明は自分の手で。明日から今から、意識して一歩前へ踏み出すことから始めたいと思います。
■ まさに”The Pride of Japanだけでいいのか”であって本当のPride of Japanだと感じました。自らを常に改革し、変革し結果が最終ではなくさらに高みを目指していく精神は見習わなくてはならないと思いました。
また同時に人としての接し易さ、器量はこれだけ高い地位にありながら我々に接して頂いた事に感謝します。
ありがとうございました。
《片平ゼミ学生》
■ とても勢いのある講演で非常に興味深かったです。自分に自信をもつこと、流されないこと、直感に従うことを社会人になっても忘れないでいたいと思いました。
■ 非常に惹きつけられるプレゼンテーションで飽きることなく見続けることができました。またメッセージも強烈で前刀さんがたくさん引用されていた他の偉人の偉業は一見軽く見えそうですが、スライドからもそれらの重要な部分を実践されていることが分かり非常に素晴らしい人だと感動しました。
私も常に感じながら行動し続けなければならないと思いました。
■ 前刀さんのお話は自身の経歴を活かしながら非常にわかりやすくかつ刺激的なもので勉強になりました。プレゼンテーションそのものがいろいろなものに感覚を研ぎすませながら良いものを作っていくことを体現しているようなものでしたので、内容もまた納得感をもって受け入れることができたと思います。私は今回のお話を聞いたあとのそれぞれの方の反応の違いに驚きました。会社に勤めていらっしゃる方々は総じて、前刀さんの話しはわかるんだけどそれを現実の会社に当てはめるといろいろなしがらみが存在して実行は難しいと言った話しをしていました。私はそれこそが前刀さんの危惧している現在の日本人のメンタリティのだめな部分なのではないかと感じつつ、これから社会に出て行くにあたって自分がそのようにならないように戒めるものとなったように思います。
■ 他社と違うものではなく、純粋にいいもの をつくれというメッセージや、自分らしくあれといった力強いメッセージが印象的な講演でした。
競争において、ともすると差別化にばかり目がいきがちな中で、重要なのは自分が本当に良い、欲しいと思うものを信じ、最後まで妥協なく貫き通すことなのだと実感しました。またそれが真の独創性に繋がるのではないでしょうか。
また、-1+ i 現状から何かを引いて、そこから創造するという考え方にも感銘を受けました。これは昔のアナログ時代のような創造力を生み出すうえで重要なのではないかと感じると共に、その後のディスカッションで出た「今一番良い(便利な)ものをぶちこわしてイノベーションを起こすことも面白いかもしれない」という発想も印象に残りました。
■ ともすれば「よくありそう」で「胡散臭い」話となってしまいそうなトピックでありながら、前刀さんの表現力、徹底的に用意された伝え方のために非常に説得力の強いものでありました。わくわくすることを常に選択するんだ、という私の考えも強化されました。
日本人として、日本人であることの強み弱みをどう自覚して生きて行くか、また間も無く大企業で働こうとしている私自身が今後どのように身を振ってゆくか、新たな視点をまたひとつ得た感覚です。