■ ブランディングについてというよりも、リーダーシップ論として面白かった。奥山様個人の資質はもちろんあるにせよ、Visible Leadershipやpersonal Brand Equityなど、組織として仕組みを持っていることに感銘を受けた。
P&Gといえば世界最大の広告主、よく札束で頬を引っ叩いて言うこと聞かせるみたいな噂を聞くが、どうやら全然違いますね。「世界のどこで働いたってP&GはP&Gだから安心」「Don’t quit until you’re asked」など、人に大変心を配っている組織なんだなーと思いました。
■ 全体として、奥山氏の人柄や大事にしていること、
仕事へのスタンスが明確で好感と共感が持てました。
ものごとをポジティブにとらえることやbrand truthからずれずに、変える勇気を持つことと
戻る勇気を持つことを学びました。
また自社をグローバルブランドに押し上げるには
どうすればいいか、大きな視点で考え、
地道にできることから実行する事の大切さを
再認識しました。
多くの気づきをありがとうございました。
■ P&Gは外資系企業なので、もっとMBA的でクールなイメージを抱いていましたが、ウィスパーのマーケティング戦略の失敗CM例「これでダメならごめんなさい」に象徴される、人間味に溢れた企業風土に好感が持てました。 これは奥山さんのお人柄によるところが大きいと思いますが、「パーソナル・ブランディング」のお話や、米国本社の定めたリーダーシップの「5Eモデル」をベースに日本人としての強みを生かした「リーダーシップ像」を提示されるなど、正に奥山さんのEQの高さを実感しました。
さらに懇親会でのお話の中で、欧米では個人のキャリアパスを追求して転職を繰り返すジョブホッパーが多いと認識していましたが、P&Gでは中途採用がほぼゼロと伺い、これも新鮮な驚きでした。
いずれにせよ、日本人がこれからグローバルに活躍するための心構え・指針を教えて貰えた気がして、日本の将来に希望が湧きました。「わが日本人はEQに不滅です!」
■ 非常に勉強になった,”ブランド論としての「変える決断」「戻す勇気」も大いに刺激的で「ブランドフォーラム」として学びの多い内容でしたが、ご自身の仕事と家庭に対する姿勢、リーダーシップ、日本人としてグローバル人材たり得るにはというアプローチ、人材育成論に圧倒されました。
中でもリーダーシップ論はオリジナルでありながら、あらゆる場面、あらゆる会社、あらゆる国に普遍的で、納得性が高く、押しつけがましくなく共感しました。韓国や今、日本で、部下に対してどのように接しているか、具体的なお話を伺うことも出来、実践に裏打ちされた自論であることが説得力を増していたと感じます。
ある面からみればネガに思える変えられない資質をポジの面から捉えなおし、それを活かすという考え方には、及ばずながら今まで私自身がそのように考え行動していたことであったので、大変共感できました。
英語がペラペラしゃべれて、留学をして、MBAを取って、押しが強い負けず嫌いの性格でないとグローバル人材になれない、という極端な思い込みにしり込みして思考停止しているかもしれない多くの日本人に奥山さんのお話を聞いて頂いたら、勇気が湧くか、はたまた、とてもかなわない・なれないと思うか・・・
■ 全般的に理由と結論が明快でとても分かりやすくお話し頂けたと思います。
前半のブランドビルディングに関して:いわゆる(再)ポジショニングの軸をどうするかという議論とでしたがが、特に某食品メーカーの話から“清潔”“除菌”という軸に思い当たる箇所は、異質な物事を組み合わせるという意味で右脳を使った事例と受け取りました。恐らく奥山さんのユーモアの精神がうまく作用したケースなのではないかと思いますが、ここをどう鍛えるかは、恐らく多くの方が悩んでいるのではないでしょうか。
後半のリーダーシップに関して:私も外資系数社を渡り歩いて気付いたことがあり、意外と日本人の方がドライだったりする場面を数多く目にしました。欧米式のモノの考え方や行動様式を無理にマネし過ぎて極端になってしまったのかもしれません。私自身はそのれらの経験からなんとなく「バランスが大切」という一種の暗黙知を心の中に抱いていましたが、それがかなり形式知化された印象です。奥山さんのようなリーダーであれば多少の無理難題を言われても付いて行こうと思わせることができるんだろうな、と素直に感じました。
■ 「ブランドづくりは人づくり」を標榜している自分にとって最高のセッションでした。「変える決断」、「戻す勇気」の逸話は以前から知っていたのでリマインドに留まりましたが、パーソナルブランドについての考え方、リーダーシップの測定のしかた、日本人としての意識をグローバルで戦えるEQに変換すポイント、奥山さんのインサイトと実行力に感銘しました。自社におけるリーダー研修でもぜひ紹介したいと思います。そして最低ひとつでも自ら実行します。
どうもありがとうございました。
■ まず、P&Gという、ブランドに補された者であれば誰しも一度はその知見に触れたいと思う企業の、しかもトップマネジメントに出会える機会をいただき、MBFにお礼申し上げます。
ありがとうございます。
すばらしい体験でした。
日頃ブランドに関わる業務をこなしていると、ついしくみや制度が最重要であるような志向になります。
今回のP&Gもですが、ブランドというややこしい案件を経営の中で成功させている企業では、しくみだけでなく、ブランドに関わる方々の人間性の高さがそれに加えて重要なのだと痛感します。
■ とても、「素敵な講演」でした。この縁に感謝したいと思います。
全体を通して、「すべてが整理整頓された講演」と評したいと思います。演じる事の慣れ、頻度だけでは、今回のような「演目」にはならないと強く感じた次第です。その中で、私は4点挙げます。
①Oneカレンダー、実際に、私のカレンダーも一つですが、このような考え方に立っていなかった。即、実践したいと思いました。
②パーソナルブランディング、こちらも、頻繁に聞かれるMKT用語ですが、実践されている様と、その心を伺うと、こちらも即実践したいと思いました。 ③Visible Leadershipの3つ目、自分の仲間、チームの成長、これ位、懐が深くないと、本当のグローバル出来ないんだなと実感しました。④Win at Work、Win at Home 自己紹介の中に、家族の事書かれていたり、18時には帰社、社員との会話の切り口も日常生活から、そして、この言葉。この心を、是非、自分事にしたいと強く感じました。そして、日本人である事の素晴らしさ、自覚、もっと真剣に考えたいと思いました。
奥山社長に感謝、この場を設定頂いた、MBF、片平さんに感謝。
■ 勤続25年と、ほぼ私と同年代の奥山さんの話を聞くに、経験の違いを見せつけられて、夏バテ気味なのも手伝い、ちょっと凹みました。スタミナをつけて、いただけるであろうpptを眺めて、奮起したいと思います。
変化を恐れるな!と言われて、経験をお話いただいていましたが、今あるベース「白さ」の強みを変えるのではなく「除菌出来るほどの白さ」に進化している印象を受けました。
進化する事も、社内反発を超えるエネルギーがいるので、夏バテしている場合じゃない。一方、元の戻す勇気!の事例は、文字通り強みを変化させてしまったのだと思います。その時に元に戻す事も、社内反発の超える必要があり、奥山さんのようなエネルギーがないと、坂は超えられない。
その為にも、自身が進化していないといけない所で、業績と部下の進化ばかり注力した数年だったかと凹みました。お盆明け、ちょっと元気なく、打ちのめされた感が強い。
■ P&Gと言えば「マーケティング大学」と呼ばれフォーチューン500のような名だたる企業のTOPを数多く輩出し、ブランドやマーケティングのケーススタディでは必ず引き合いに出される会社。その世界戦略上最重要拠点である日本法人の現役代表取締役社長と聞けば、さぞかしカオに“MBA”と書いてあるようなCOOLなイメージを想像していたのですが、お話を聞いてすぐに、お人柄は全くそうではないことがわかりました。いやルックスは超クールなヤングエグゼクティブでいらっしゃいましたが、、
片平さんの「奥山さん自身に焦点を当てたお話を」というイントロもあったと思いますが、それを差し引いても、P&Gがなぜ強い会社でいられるのか、世界的に優秀な人材を輩出し続けるのか、窺い知ることが出来た気がしました。
もちろん、「マーケティング大学」なのだから、今回のお話に出てきた5Eモデルなど「教科書」たるモデルも多くあり、織作峰子さんや小雪さんに等身大で語らせるは片平理論による「目利きの賞賛」だし、でもそんなことより、この会社の根底に流れているものは、人を見つめ、人を慈しみ、人を育てる、といった“愛”の思想が流れているからと感じました。石鹸屋さんとローソク屋さんが一緒になったから「明るく清潔な人の暮らし」だったとしてもそれを何年も幾多のブランドで実践し続けるには、愛という想いを持ち続ける人を育ててきたからこその結果だと思うのです。子を想う母親の気持ちは万国共通。幾つブランドがあろうとも、世界中どこの国地域に行こうとも、人の気持ちを思いやること、それができる人がいれば何とかなる、そんな元気を与えてくれた気がして、結局、人が人を育て、人がブランドを育てるのですね。企業は人なりを確認した時間でした。”,”P&Gでは種々のモデルやメソッドは「普通のこと」に分類されていましたが、普通の人はそもそもその「普通」の知識がないので出来ません。なので巷には「マーケティングセミナー」が多々あるわけで、このへんをさらりと言えてしまうところがやはりP&G、やはり一流の証ですね。また別の機会にP&Gモデルのレクチャーがあれば幸いです。
パーソナルブランディングの資料はテンプレートとして、まだまだ普通の自分はぜひ欲しいです。
■ アリエールやウィスパーの事例を通しての「変える決断」「戻す勇気」のお話も非常に示唆的でしたが、特に後半の人材についての考えに共感いたしました。今までの各種ご講演の中でも、ここまでご自分のことを露に語っていただけたのは初めてではないでしょうか。奥山さんの誠実なお人柄が良く現れていたと思います。
「チームの成長が大事」とほとんどの方がおっしゃるのですが、どこかうそっぽさを感じてしまうことがありました。奥山さんのお話の場合、結果へのコミットを前提とし、個々の違いを知った上で、自分がいなくなったともビジネスの成長が続くことを意識されているのだということが、掛け値なしに伝わってきました。自分に続くであろう若手への10か条も非常に納得がいくもので、自分のリーダーシップを考える際に取り入れていきたいと強く感じました。
■ 奥山さんの、まさに等身大のお話は、とてもわかりやすく、だからこその納得性と力強さを感じました。
Wallmartに勤めた友人からも聞きましたが、外資系であっても、歴史のある企業は非常に “”at home”” で、勤続年数も長く、ほとんどが新卒とか…。その意味で、真に人の力を大切にする企業というのは共通しているように思います。
そうし企業だからこそ、””人(個人)の力”” が重要。その意味で、日本人としての特性・奥山さん個人としての特性を活かす!というのは、非常に真っ当な方法だと思います。(ただ、往々にして外資系は・・・という“思い込み”(←岸良さんの言葉)で、その本質的なことに目がいかない場合が多いのも事実かもしれませんが。(^^ゞ)
それぞれの分野で、””日本人としての特性””を活かしながら、社会に世界に貢献していく・・・、日本人として自信と勇気を再認識できた時間でした。
ありがとうございます。
■ 外資系企業の日本人トップと言うと勝手なイメージで、今回のお話に出てくる日本人の特性を持ち合わせない方(話を聞かない、自己主張すれば良いと思っているタイプ)なのかと想像していたのですが、奥山さまは全く違い、良い意味でイメージを崩されました。関東のご出身とのことでしたが、時折出る関西弁にも勝手に親近感を抱きました。
特に、「人に対する不満は言わない、自分に返ってくるだけ」と「支持と評価は勝ち取るもの。与えられるものではない」という2つの言葉がシンプルに心に響きました。本当に当たり前のことなのですが、それが分かっていて実践出来てないに自分の日常に活を入れるためにもこちらの感想文に明記させていただきました。
また、ブランドづくりのお話では『ウィスパー』の「戻す勇気」のお話がとても分かりやすかったです。個人的にも初代『ウィスパー』は本当に画期的な製品だったので前のめりで聞いていました。男性ならではの視点で
後方の座席だったのですが、男性の方がポカーンとされていたのが面白かったです。
ありがとうございました。
■ 奥山さんの人柄、仕事で大切にしていること、に触れながら、実は大変厳しい考え方をお持ちだな、と私は感じました。過去の話とはいいつつ、「変える決断」「戻す勇気」のくだりでは、ブランドにとってどうすべきか?厳しい決断とその趣旨の遂行をされたと思います。周囲の方々との衝突もあったでしょう。ただ、「あるべき姿」とか「最適」というような理論的な話はあまり感じず、目的にためにあまり作りこまず、製品の今の姿を伝えたいというのには、人間的な部分を感じました。また、これはP&Gの社風かもしれませんが、「あらゆる場面で学ぶ」ということができる集団は羨ましいですね。自分も少しでも近づくようにします。(ジム・ステンゲルの「GROW」というブランド理念についての本を読んでいます。このような人材を輩出できるのもP&Gの凄さ、でしょうか?)
■ 参加に当たって
グローバル企業の日本(韓国)社長として体験から、
企業の運営・特異点を
お聞きし、自社の施策検討の一助とする。
拝聴結果
*商品・コミュニケーションでの苦労し得たもの
ブランド向上
アリエール
技術の違い(SEEDS)で無く、お客様の感じ方の違い(FEELS)で
伝えた
ウィスパー
広告の技(TECHNIC)で無く技術の原点主義(TRUTH)が
伝わった
*人材育成
ハーソナルブランドの育成伸長
*リーダーシップ
日本の強味を意識したアジア的リーダー要素
EQとされる人繋がり重視
得たものと感想
*US本社企業の中での実体験から異文化との対決でなく
融合マネージメントの
ひとつの成功例が判った
自社の海外社員(アソシエイツ)との関わりの中で応用したい
*ブランドの本質は
TECHNICで無く TRUTH
伝える秘訣は SEDDSに拘るのでなくFEELSを探り感度を
合わせることに
あると考える。今後の自社の広報展開のヒントとしたい
最後に、
第一線で実践された人のみが語れる有用な話を伺えて
意義あるセッションでした。