参加者の声 小林龍二氏

11月 6日(火) 小林龍二 竹島水族館 館長
「弱点を武器に業績アップ~竹島水族館復活の秘密~」

1 ■社会人メンバー ■■学生メンバー

■大変面白かったです。弱みを強みに変える発想、差別性よりも独自性、顧客の声の聴き方、2つの熱 意を忘れない、これらは自分の仕事でも実行していきます!ありがとうございました。

■館長自らの率先垂範は正に圧巻でした。 お客様第一、良い点を伸ばす、弱点を武器にと、「あたりまえ」を深く真面目に実行していく、「凡事 徹底」の偉大さに頭が下がります。今後の守成に課題を感じられておられるようでしたが、お客様第一 を忘れなければ必ず道は拓けるはずです。蒲郡はちと遠いですが、ぜひ家族を連れて訪ねてみたいと思 います。更なる進化を期待しております。

■■小林さんの講演を聞いて、いかに安く、そしていかに他の水族館との差別化を図っていくかを考え に考え尽くしていく中で、来館数を現在の数まで上げてきたというのを感じました。水族館では確かに 飼育員の方がお客さんの前に出てくるのは見かけませんが、小林さんは竹島水族館だけでなく他の水族 館も行き、「お客さん」の立場に立って施策を考えることを徹底していて、竹島水族館に対する熱意を 感じました。加えて、最後の理想の将来像について、「来た人が幸せになる水族館」を目指したいとい う御言葉には重みを感じました。最初から最後まで本当に面白いお話、為になるお話を伺えて良かった です。

■楽しい講演だった。経営資源が無い組織は勇気づけられる内容だったと思う。

■イノベーションもマーケティングもいかに顧客をよろこばすかを考え抜かないと成果が表われないこ とがよくわかりました。寝ているカピバラも商売になること、役に立たない人にも適職を与えるところ がすごかったです。

■「金がないからこそ、知恵を絞る」「立派なものより、手作りのほうが伝わる」「自己裁量で使える “お小遣い制”」とかとか … 手の内でできることをスタッフの自主性を大切にしながら進める。小さ な組織での改革として、本当にお手本になると思いました。

■■復活までの過程と館長さんの人柄がよく分かった講演でした。グループの話し合いの際にも、「専 門家は本当に入ってないのか?」という話が出るほどセンスのある案の数々に驚き続けました。その案 も、館長さん自身の思いが原動力になっているのだろうし、その感性も勉強させて頂きました。

■小林さんのお話からは魚はもとより、人間に対する関心と愛を強く感じました。最初から最後まで、 惹きつけられっぱなしでした。カネがないなら知恵を出せ。さらっと簡単そうにおっしゃいましたが、 誰にでもできることではないと思います。顧客の立場にたち、自ら耳を傾け、また観察し、そこから探 り出すことは、わたしたちも心がけていますが、もっと徹底すべきだなあと反省させられました。弊社 マーケティング部門のメンバーにも直にお話を聞かせたいと思いました。

■「職員の常識はお客さんの非常識」という話が印象的でした。水族館に対するイメージ・固定概念は 職員だけではなくお客さんも持っているし、気づいていない場合もある。その隠れたニーズに気づき、 形にして提供されたという点で他社にはない提供価値(=バリュープロポジション)を生み出されてい るのだろうと思います。カサゴやカピバラの遊びはSNS拡散や口コミにしやすいし、ウツボの展示はギ リシャ神話のメドゥーサのようで、アート作品のようでもある。弱みが強みになった時、それを維持す るのは今まで以上に大変なのだろうと想像します。水族館が地域発展のプラットフォームとなり、また 逆に来た人が水族館を作る、育てる風土ができることを願っています。

■苦しい状況から、「なにくそ!」という強い思いと行動力と頼りにできる人のネットワークをフル活 用して理にかなったアプローチで着実に成果に繋げたお話は、大いに参考になりますし、勇気付けられ ました。有難うございました。これからが大変と思いますが、どうぞ頑張ってください。

■■竹島水族館に行きたくてたまりません!自虐ネタのこんなに上手な活かし方があるのかと、発想に 驚かされ続けていました。弱みを見せきっている立場だからこそ、今後の施策についてもお客さんに、 「もうネタがなくて困っているので何かほしいもの・見たいものはないですか?!」とアイディアを 募っても良いのではないでしょうか。お客さんと近い立場で運営されているからこそ、親身な回答が期 待できる気がします。

■■上から目線な表現で恐縮ですが、小林さんは他者の視点から考える想像力に長けた方だと感じまし た。サービスを提供する側の想定と需要する側の現実のズレに敏感でいらっしゃっる上に、ご自身の身 体を投じてお客さんの生の情報を取られているということで、お魚好きというよりも商人でいらっしゃ るという印象が強かったです。自分も来年から会社に入り商人の端くれになる予定なので、小林さんか ら商売の姿勢や感覚を学びたいと思いました。

■■水族館再建にあたり、一つ一つ非常に面白く、驚きに溢れた改善策を積み重ねながらも、それらが 全て筋が通っているものだと分かり感銘を受けました。一度低迷してからこそ、竹島水族館が持ってい た元々の強みや、蒲郡がもつ”芯”の部分が見えてきたような気がして面白かったです。講演を通じて竹 島水族館に行ってみたいという気持ちがとても強くなりました。近々必ずお伺いします。笑

■■大変興味深くお話をお聞きしました。逆境に陥った時に謙虚に自社分析を行い、強みを活かし弱み を強みに転じる施策を打たれたとのことでしたが、どれもユニークなものばかりで大変ワクワクしなが ら聞いておりました。経営改善というようなどこか机上の話ではなく、卑近な工夫の連続でトライアン ドエラーを繰り返しファンを獲得していった過程をとても身近に感じるとともに、ユーモアを持って経 営を楽しんでいる姿に大変魅力を感じました。ぜひ竹島水族館に一度訪れてみたいです。